メッセージ

大分バイオマスエナジーが
未来のためにできること。
いったいこのままだとこの地球はどうなってしまうんだろう?
そんな素朴な問いから始まったのが、このOBEという事業体です。そしてそこから20年。一貫して「環境とエネルギーの問題を解決する」という旗印の下で事業を進めてきました。解決したい問題は難しく、新しい分野が多いため、常に前例のないチャレンジの連続でした。

OBEは再生可能エネルギーの発電所を日本・アジアで企画・開発し、運営する事業体です。自然豊かな場所で地域の方々と一緒になって事業化を進め、太陽光、風力、地熱、木質バイオマスなどの自然の恵みをともに分かち合う、「共存共栄」を重視した経営を行っています。

私はもともと、山や自然が好きでした。今こうして自然の恵みを活かして社会に貢献する仕事ができることは、本当にありがたいです。ただし、世界の再生可能エネルギーの発展がまだ入り口の段階にあるのと同様、当社の事業は、私たちのミッション・ビジョンに照らし合わせると、まだまだ1合目だと思っています。視点を変えれば、社会に貢献できる機会が山のようにあるということです。それはとても幸せなことであると同時に、今の時代に生きる者として、大きな責任も感じています。

近年、気候変動の問題はますます深刻化しています。今世紀の人類にとって最大級の問題に対して、CO2を出さないエネルギーへの転換はもはや待ったなしの状況です。課題のスケールが大きいほど、解決にはダイナミックな取り組みが必要です。私たちはそういう思いから、大規模な発電所を開発し、長期にわたって運営できるよう、エンジニアリング、オペレーション、ファイナンス、企画提案といった専門性を磨く努力を続けてきました。

大規模な発電所の開発は、一朝一夕には成しえません。構想着手から運転開始まで10年を要することもあります。私たちは、持てる力を駆使し、発電所が運転開始した時の地域の方々の笑顔を想像しながら、ひたむきに、粘り強く開発を進めていきます。そして発電所の運営を始めてから何十年もの長期にわたって、クリーンな電気を毎日生み出していきます。エネルギーを必要とする人々の生活を支える責任を胸に、自然と地域の方々との共生をずっと続けていくのです。

自然と共生し、50年後も100年後も持続可能な形で人々の生活にエネルギーを供給する。そんな発電所を、世界中に実現したい。それが私たちOBEの夢です。地域の皆さま、技術面や金融面、行政面での多様なパートナーの皆さまと一体となって、この夢に取り組んでいきたいと思っています。 大分バイオマスエナジー合同会社